機器選定ガイド
機器選定ガイド
回転体テレメータは、送信機・電源(主に電池・誘導給電装置の受電コイル/整流器)は、
回転側に設置されるので、回転側の設置環境に耐えられる構造が必要になります。
- 考慮すべき設置環境要素
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遠心加速度
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回転数・取付位置(中心位置からの距離等)を考慮し、回転体取付に際する、構造解析を行い、最適な構造・取付方を提案します。
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定格容量
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実際の使用温度環境を模擬し納入前に動作確認を行います。
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振動
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最大35Gの振動試験した実績があります。
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耐油
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そのまま使用できます。
用途別システム構成例
- 軸(シャフト)トルク測定構成例
- 軸径がΦ80を超えない場合
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WTR-61S × 1
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WTR-70R × 1
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WTR-B2 × 1
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WTR-EXT-5m × 1
- 軸径がΦ80を超える場合
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WTR-61S-D × 1
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WTR-71R × 1
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WTR-B2 × 1
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WTR-EXT-5m × 2
- 歯車機械内部の温度測定構成例
- 金属ケース内設置の場合(円盤径Φ150)
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WTR-62T × 1
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WTR-70R × 1
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WTR-B5S × 1
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WTR-ANT2-1m × 1
回転機械へのステンレスバンドによる設置例
回転する機械に送信機・電池ボックスを設置する場合は、設置環境(遠心G・使用温度)を考慮して固定方法を検討してください。
当社では、比較的遠心加速度が少ない(例えば200G以下)計測用途に向けて、ステンレスバンドを用いた固定に使える金具等も準備しています。
実際の設置に関しては設置環境を考慮の上、ユーザー殿責任で実施してください。
送信機形式 WTR‐〇〇●■△‐※
- 形式例 WTR‐72SHt‐D
- 低背型・歪・高速4.8K回/秒・ダイバーシティ―型
■ サンプリング速度 なし:熱電対温度:50回/秒・歪:2400回/秒
※ ダイバーシティ(D:機能あり)
△高温仕様(Ht:使用温度範囲 ‐30~125°C)
〇〇 | 型式 | |
---|---|---|
● | センサ | S:歪 T:熱電対 V:電圧 |
■ | サンプリング速度 | なし:熱電対(50回/秒)・歪2.4K回/秒、Hs:4.8K回/秒。UHs:10K回/秒以上 |
△ | 高温仕様(Ht使用温度範囲ー30~125°C、UHt:使用温度範囲 ~140°C) | |
※ | D:ダイバーシティ機能あり |