

●機器選定ガイド
回転体テレメータは、送信機・電源(主に電池・誘導給電装置の受電コイル/整流器)は、
回転側に設置されるので、回転側の設置環境に耐えられる構造が必要になります。
考慮すべき設置環境要素 |
遠心加速度 |
回転数・取付位置(中心位置からの距離等)を考慮し、回転体取付に際する、構造解析を行い、最適な構造・取付方を提案します。 |
使用環境温度 |
実際の使用温度環境を模擬し納入前に動作確認を行います。 |
振動 |
最大35Gの振動試験した実績があります。 |
耐油 |
そのまま使用できます。 |
●用途別システム構成例
軸(シャフト)トルク測定構成例 |
軸径がΦ80を超えない場合 |
WTR-61S × 1 |
WTR-70R × 1 |
WTR-B2 × 1 |
WTR-EXT-5m × 1 |
軸径がΦ80を超える場合 |
WTR-61S-D × 1 |
WTR-71R × 1 |
WTR-B2 × 1 |
WTR-EXT-5m × 2 |
歯車機械内部の温度測定構成例 |
金属ケース内設置の場合(円盤径Φ150) |
WTR-62T × 1 |
WTR-70R × 1 |
WTR-B5S × 1 |
WTR-ANT2-1m × 1 |
●回転機械へのステンレスバンドによる設置例
回転する機械に送信機・電池ボックスを設置する場合は、設置環境(遠心G・使用温度)を考慮して固定方法を検討してください。
当社では、比較的遠心加速度が少ない(例えば2000G以下)計測用途に向けて、ステンレスバンドを用いた固定に使える金具等も準備しています。
実際の設置に関しては設置環境を考慮の上、ユーザー殿責任で実施してください。